2003年05月28日

今日は何の日?

Posted at 13:32 | あーと | 0コメント

昨日はやたらに人から話し掛けられる日でした(笑)

女友達と目黒の庭園美術館に「ヨーロッパジュエリーの400年」展を見に行ってきました。
山の手線で「渋谷はまだ止まってないですよね」と聞かれたかと思うと、そのまま世間話に持ち込まれ(笑)
美術館で展示を見ながら「シャトレーヌってなんだろう?」と首をかしげていたら、すぐ隣で見ていたお姉さんが「腰のあたりにぶら下げるものですよ」と教えてくれ(笑)
順に見ていって、ついでに友達にこないだ見にきたとき仕入れた館内の説明を披露していたらば、その部屋にいた学芸員さんに「あ、よかったらこっちも見ていってください(^ ^)」とすぐ横のモノトーンの床が印象的なサンルーム(休憩スペース椅子アリ・図録あり)に誘われ、「ほんとは図録も見ていただきたいんですけどね……」などととても親切に言っていただいたり(笑)
一体今日はなにが??友達と敷地内のレストランでランチをとりながら笑ったのですが、どうやら『熱心に展示を見ている学生2人連れ』に見えてたのではないか?というところで意見が一致してしまいました(爆)
いえ、たしかにお互い学生時代から服の趣味もみてくれもさしてかわりばえしてませんけども。

展示は、アクセサリー類が好きな女性にはもうこたえられない内容でした。
ただ、アクセサリーの名称や、当時多く使用されていた技術などについて補足の説明などがあればもっと良かったです。シャトレーヌもそうですが専門用語が多く、アンティークジュエリーに詳しいひとならいいですが、そうじゃない素人にはわからないことだが多かったです。
また、アクセサリーの使い方について、当時の風俗などの絵画や図版類をあわせてもっと展示してもらえたらな、と見ながら思いました。いずれの問題も分厚い図録ではそのフォローされていましたけれども、やはり展示で見れないのは若干不親切な気がします。
あと、これは欲張りなのを承知で言うのですが、なにしろルネッサンスから現代までの400年をいっぺんに見せているので、各時代ごとの点数がどうしても限られてしまってます。各時代ごとにもっと点数を見たかったです。(それだけ展示内容がよかったからそう思うのでしょう)

ジュエリーはどの時代でも王族や貴族などの富の象徴でしたから、使われている石自体も厳選されたもので、また信じられないような技術の限りを尽くして作られたものも少なくありません。
「作ること」に携わる人間なら、ジュエリーと言う世界を越えていろいろ感じるものや得るものの多い展示でした。

で、クソ重たい図録を見てみたら、会場では見落とした細かい細工がずいぶん多いことに気づいて「もう1回くらい見に行ってもいいな〜」などとちょっと思っていたり。

コメント