2003年07月26日

赤毛のアン

Posted at 03:06 | ほんのむし | 0コメント

モンゴメリの赤毛のアン 松本侑子さんの完訳で読みました。
この年になってあらためて読んでみると、なんというかけなげで一途でかわいいですねぇ、アンって。
愛情が濃くて、昔はぴんとこなかった当時の風俗なんかもしっかり織り込まれてて、興味深かったです。
マシューが死んでしまうシーンなんか、いまさらのように泣いてしまいましたですよ。
ああいうふうに惜しまれて逝ってしまう場面にはほんとに弱い。
銀英伝でもロイエンタールがやられてしまう場面でおお泣きしたし。(わかる人しかわからんネタ)

なにがすごいって徹底的に調べ出した出典がすごいですね。
でも、注釈を気にしないで読んでも十分面白いし、英米文に造詣の深いひとならなお面白いでしょう。
日本では児童文学の趣が強いアンですが、当時は大人の読み物だったというのも納得の一冊でした。

あと今週はレンタルでいろいろ気になってたアルバムを借りてきますた。
どれもこれも今更な感の強いベスト盤を中心に、サザンとかGLAYとか小田和正とかポルノグラフティとか。
エンドレスでぼーっと聞くのによいです。
そうして心をニュートラルに。

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